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『短歌の技法 韻律リズム』 来嶋 靖生 著 | |
韻律こそ短歌の本質 現代短歌はいま韻律やリズムのことをあらためて見直そうという気運が高まっています。明治以後、近代化の潮流の中で、短歌に思想的なものが詠まれるようになり、調べやリズムよりも歌の意味、内容にこだわる作風が強くなりました。本来声に出して詠み、耳で聞いて享受するものであった短歌は音声を忘れたものが多くなったのです。 短歌の本質は、「韻律」にあるという自明のことに立ち返ろうとするこの気運は至極当然な風潮なのです。 本書は、具体的に項目を分け、韻律・リズムの秀歌を引例し専門的な論議に捉われることなく鑑賞から実作にいたるまでわかりやすく説明いたしました。 1-句切れ、句割れ、押韻などによるリズム感 2-母音と子音の違い、品詞別、語による効果。 3−韻律感を高める技法・・・リフレイン・対句、倒置、反語、引用と援用。 4-枕詞、古語から慣用句、外来語、話し言葉 5-韻律の名歌36首・推敲添削実例 引例歌960首・歌人270名 人名索引付 |
![]() ISBN978-4-7522-1033-7 ◆四六判・上製・カバー装・248頁 ◆定価:本体2600円 |