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かはほりの平たき飛翔雨来るか 梅雨晴れて猫の尻尾の自在なる 青梅雨の夕刊音立てて開く ブランコにインコの揺るる 闇動く梅雨の 梅雨寒の駐車スペース一つ空く 柵の中に駝鳥は居らず梅雨の街 墓石に手振つて帰る父の日は 胃を病んで額あぢさゐのうすみどり 早朝のあぢさゐに触れたる事実 母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か 由美子(通称:ままい) 梅雨寒の祖父の手祖母の手握りおり 羊の子地にはりつきて薄暑かな 振り返る夏の羊の顔は黒 横長の瞳の雄ヤギ夏来たる 梅雨出水曇天川の中に落つ 寿司囲み酒くみかわす父の日よ 琴美(通称:ねね) 友達の影踏み歩く夏の朝 夏の雨両手で頬杖ついてみる 夏の夜くつ下一つ落っこちて 河川敷風を感じる更衣 筑美(通称:つう) 結果は次の通りです。 直美選 ○梅雨寒の駐車スペース一つ空く 由美子 ○胃を病んで額あぢさゐのうすみどり 由美子 ○母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か 由美子 ◎横長の瞳の雄ヤギ夏来たる 琴美 ○羊の子地にはりつきて薄暑かな 琴美 ◎友達の影踏み歩く夏の朝 筑美 ○夏の夜くつ下一つ落っこちて 筑美 由美子選 ◎闇動く梅雨の蛙の昂れば 直美 ○青梅雨の夕刊音立てて開く 直美 ◎羊の子地にはりつきて薄暑かな 琴美 ○振り返る夏の羊の顔は黒 琴美 ◎夏の雨両手で頬杖ついてみる 筑美 ○夏の夜くつ下一つ落っこちて 筑美 琴美選 ◎闇動く梅雨の蛙の昂れば 直美 ○ブランコにインコの揺るる梅雨入かな 直美 ◎胃を病んで額あぢさゐのうすみどり 由美子 ○梅雨寒の駐車スペース一つ空く 由美子 ◎夏の雨両手で頬杖ついてみる 筑美 ○夏の夜くつ下一つ落っこちて 筑美 筑美選 ◎梅雨晴れて猫の尻尾の自在なる 直美 ○闇動く梅雨の蛙の昂れば 直美 ◎梅雨寒の駐車スペース一つ空く 由美子 ○母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か 由美子 ◎羊の子地にはりつきて薄暑かな 琴美 ○梅雨出水曇天川の中に落つ 琴美 選句の後はいつものように、それぞれの句について、みんなで意見交換をしました。 まずは「つう」の句についての選評です。 ☆ねねの特選は「夏の雨両手で頬杖ついてみる」で、この句は何となく憂鬱なところが出ていていいなあと、直感で気に入って取りました。「夏の夜くつ下一つ落っこちて」も、ベッドの脇にでも靴下が片っぽだけ脱ぎ捨ててあるのかどうか、その状況は良くは分からなかったんだけど、靴下が一つ落っこったっていうところが、「夏の夜」の感じと何か合ってて面白いなと思いました。「友達の影踏み歩く夏の朝」も好きではあったんですが、4句しかないのに3句も取るのは取りすぎかなと思って取りませんでした(笑)。「河川敷風を感じる更衣」は、「更衣」して半袖になったので「風を感じる」よっていう、説明調みたいなので取りませんでした。(ねね) ☆ままいもねねとおんなじなんですけど、「夏の雨両手で頬杖ついてみる」も「夏の夜くつ下一つ落っこちて」も並選かなあ。「夏の雨両手で頬杖ついてみる」は「頬杖」が「両手」っていうところが、作者のポイントなのかなって思いました。「夏の夜くつ下一つ落っこちて」は、ままいは何となく、部屋干ししてるやつを干そうとしてパラッと落としたみたいな感じに思えたんですが、それも一応生活感が出ているかなと思いました。「友達の影踏み歩く夏の朝」は、「影踏み歩く」が何となく朝の感じとはちぐはぐで、それが良い時もあるんだけれど、この句の場合は上手くマッチしていないような気がしました。「河川敷風を感じる更衣」も、「更衣」と上の句とのつながりが薄い感じで、「更衣」が突然下五に来た感じがしました。(ままい) ★おとうは、その「友達の影踏み歩く夏の朝」が結構好きで特選にしたんだけれど…。「踏み歩く」まで言うのかどうかはあれだけど、みんなが朝集まってきてワイワイ言いながらキャンパスなんかを歩いてる感じがして、材料として「影」を使ってるんだけど、句としては明るいイメージで読めたんだけどね。(おとう) ☆ねねは「朝」なんで光が弱いようなイメージがして、「影」がちょっとね…。(ねね) ★情景はおとうの言った通りなんだけど、大学生ってみんな朝が結構遅いから、「朝」の光っていっても結構もう強かったりして(笑)…。つうの「朝」の認識は9時とか10時だったりするから…。(つう) ☆ねねなんか馬の世話なんかしてたから、朝っていったら4時とか5時って感じだもんね。(ねね) ★それも凄いけど、でもこの句はその時間よりも、夏だから余計に「影」を感じさせて、その「影」がごちゃごちゃと集まってきて、互いに何気なくその影を踏み合いながらワイワイとっていうのが面白いんじゃないかな。ねねとままいも取った「夏の雨両手で頬杖ついてみる」は、結構同じようなのがある感じがするな。作者が分かると余計に「両手で」っていうのが作為的っていうか、男のイメージではないかな。(おとう) ☆つうは草食型男子だから(笑)…。(ねね) ★じゃなくって、疲れちゃってて…。(つう) ★それと、「夏の雨」の季語が効いているかどうかだね。「雨」と「頬杖」がちょっと近い感じもするよね。「夏の夜くつ下一つ落っこちて」でおとうが思ったのは、洗濯物を畳んで運んでいる時に、ふっと靴下が片っぽ落っこちた情景なんだけど…。(おとう) ☆おとうは靴下畳んじゃったよ(笑)。ねねは履いたまま寝ちゃった靴下が、ベットから片っぽだけ落っこちてんのかなって…、全員が違うってのもねえ(笑)…。(ねね) ★あま、それぞれの想像にお任せして(笑)…。(つう) ☆おとうは、その情景と「夏の夜」の季語が合ってるように感じたんだけどね。「河川敷風を感じる更衣」は、やっっぱり「更衣」の季語が活きていないんだろうなということで取りませんでした。(おとう) 続いては「ねね」の句です。 ★「梅雨出水曇天川の中に落つ」は、「曇天川の中に落つ」っていうフレーズがかっこ良かったので取りました。つうは、「羊の子地にはりつきて薄暑かな」を特選に取ったんですが、「薄暑」の感じが具体的な情景で示されていて、すんなりと決まりました。「振り返る夏の羊の顔は黒」も良いかなとは思ったんだけど…。「寿司囲み酒くみかわす父の日よ」は、結構豪快だよね(笑)って思ったけど、嫌いな句ではなかったし、「梅雨寒の祖父の手祖母の手握りおり」も悪くはなかったけど、この句は中七が八音なのが気になりました。「横長の瞳の雄ヤギ夏来たる」は、ヤギをよく見たことがないので、「横長の瞳」が良く分かりませんでした。(つう) ☆ままいも「「羊の子地にはりつきて薄暑かな」が特選です。「地にはりつきて」が「羊の子」だから良いのかな。幼いので、ちょっとの暑さでもハアーって感じでいるのかなって思いました。「振り返る夏の羊の顔は黒」は、こういうのはままいは好きです。それだけ(笑)。「梅雨寒の祖父の手祖母の手握りおり」は、ままいとしてはそれほど響くものがなかったです。「横長の瞳の雄ヤギ夏来たる」は「雄(お)ヤギ」って読めばいいんだろうけど、ちょっと見たときに「瞳」も「め」なのか「ひとみ」なのか、リズムがちょっとわかりずらかったかな。逆に「梅雨出水曇天川の中に落つ」はリズムはどっしりとしてて良かったので、一瞬とろうかなと思ったんだけど、良く読むと何を言っているのか良く分からなくて止めました(笑)。で、最後の「寿司囲み酒くみかわす父の日よ」はご挨拶っていうことで、はい親孝行って感じでした。(ままい) ★つうは、「梅雨出水曇天川の中に落つ」は、「梅雨出水」で川が結構濁って暗くなるから、「曇天」が川の中にあるように見えて、それを「川に落つ」ってしたところがかっこ良いなと思って取ったんだけど…。つう的には結構イメージ出来たんだ。(つう) ★おとうは「横長の瞳の雄ヤギ夏来たる」が特選です。やっぱり具象性っていうか、「横長の瞳」を見つけたところがいいんじゃないかな。良くヤギを見ていないと出来ないと思うんだ。「夏来たる」の季語も良いと思う。「羊の子地にはりつきて薄暑かな」は、「はりつきて」が若干言い過ぎというか、作為的と言うか、かえって「地に寝そべって」くらいの方が素直で良いんじゃないかな。「はりつく」だと「薄暑」ともちょっと近い感じもするしね。おとうだと、「羊の子地に寝そべってゐて薄暑」なんてして「かな」を取っちゃうけど…。(おとう) ☆それはやだ、却下(笑)。(ねね) ★「梅雨寒の祖父の手祖母の手握りおり」は、季語がどうかな。(おとう) ☆うーん、ねねもずっと迷ってて…。(ねね) ★同じ梅雨だったら「梅雨晴れ」くらいの方が良いのかもね。(おとう) ☆でもこれは今日を素直に詠んじゃったからさ。今日の感じは「梅雨寒」だったからねえ。(ねね) ★「振り返る夏の羊の顔は黒」も面白いんだけど、「夏の羊」にしちゃったから、何か日焼けして黒くなったみたいでね。実際には、おとうもこの間ねねの農場で見た顔の黒い種類の羊のことだってのはわかるんだけど、一般的にはやっぱりね。もっと良い季語があるはずだね。「梅雨出水曇天川の中に落つ」は、中七・下五は豪快で良いんだけど、上五「梅雨出水」だと、ちょっと当たり前になっちゃうのかな。これも違う季語があるんじゃないかな。「寿司囲み酒くみかわす父の日よ」はままいも言ったように挨拶句ということで…。(おとう) 続いてはままいの句です。 ★つうの取り方が変わったなと自分でも思ったんだけど…。「母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か」は自分の見た情景ではないんだけど、綺麗な感じだなと思って、「咲き切つてゐて静か」のフレーズも良くて並選に取りました。特選は「梅雨寒の駐車スペース一つ空く」で、情景も見えて、雰囲気も「梅雨寒」の感じが良く出ていて取りました。(つう) ☆ねねは「胃を病んで額あぢさゐのうすみどり」を特選に取りました。病んでる感じと「うすみどり」が合ってると思ったのと、梅雨の時期のじっとり感みたいなのが漂ってて、爽やかさのないところもまた良かったかなと(笑)…。(ねね) ★「額あぢさゐ」って何?(つう) ☆家の庭にも鉢植えがあるけど、普通の毬のような紫陽花じゃなくて、回りにだけ花、花っていっても本当は花じゃないんだけどね、のある紫陽花のことを、「額あぢさゐ」って言うんだよ。(ままい) ☆ねねはね、最初は「額」(がく)じゃなくて、「額」(ひたい)って読んじゃって、胃が痛いだけじゃなくて熱もあるのかなって思っちゃったよ(笑)。「梅雨寒の駐車スペース一つ空く」は、なぜかわからないけど「一つ」っていうところが気に入ったので取りました。「柵の中に駝鳥は居らず梅雨の街」は、上五の字余りのリズムが良くなかったし、「墓石に手振つて帰る父の日は」は、悪くはなかったんだけど「手振つて」あたりのリズムが気になりました。「早朝のあぢさゐに触れたる事実」は、リズム的にも読みづらいし、最後の「事実」の締めも好きではありませんでした。「母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か」は、結構好きだったので取ろうかとも思ったんですが、「父」の方も取らなかったので「母」も取りませんでした(笑)。(ねね) ★おとうは、今日のままいの句には特選がありません。(おとう) ☆厳しー。(ままい) ★その代わり並選を3句取りました(笑)。「梅雨寒の駐車スペース一つ空く」を特選にしなかったのは、「梅雨寒」の「寒」がちょっと気になって、「ひとつ空く」にもちょっとマイナス・イメージがあって、そのあたりが「梅雨寒」とどうなのかなって思ったので。「胃を病んで額あぢさゐのうすみどり」は、中七・下五は良いんだけど、「胃を病んで」までは言わなくても良いんじゃないかな。「母の部屋薔薇咲き切つてゐて静か」は、我々には分かるんだけど、一句として読んだ時に、その情景が適切に伝わるかどうかってところかな。読者に想像してもらうことも大切な俳句の要素の一つだとは思うんだけど、この「母の部屋」が、どういう状態の「母」なのかは、このままでは伝わりづらいんじゃないかな。何か死んじゃったお母さんの部屋のようでもあるし…。(おとう) ☆ねねも、ちょっとそう思って取らなかった気がする。療養してる感じではなかった。(ねね) ★つうは、ままいと一緒にお見舞いに行ってるから分かったけど、そうじゃないとわからないかも…。(つう) ★「柵の中に駝鳥は居らず梅雨の街」も、ままいの通勤途中に駝鳥を飼ってる家があるのを聞いているから我々には分かっても、一般的にはどうなのかな。町の中に「駝鳥」って、そりゃあ「柵の中」にはいるだろうけど(笑)…。しかもわざわざ「街」の字を使ってるしね。題材としては面白いのかもしれないけど…。(おとう) ☆でも、事実じゃないとしても、「街」の中に駝鳥がいたらいいでしょ(笑)。最近何か惑わすような俳句も多いじゃない。(ままい) ☆御伽話みたいだしねえ(笑)。(ねね) ☆「野良猫」じゃなくて、今度は「駝鳥」シリーズで行こうとしてるんですが(笑)…。(ままい) ★「墓石に手振つて帰る父の日は」は、やっぱり語呂が悪いかな。リズムとしては「手を振り帰る」の方がいいんだろうけど、「に」「を「は」って助詞が重なるんで避けたんだろうけど…。それは語順を変えたりすれば解消されるんじゃないかな。「早朝のあぢさゐに触れたる事実」は、ねねも行ったけど、「触れたる事実」が効いてないんだろうね。「事実」って言葉を使っちゃ悪いってことでもないけど、あんまり容易に使ってもいけないのかな。(おとう) 最後はおとうの句です。 ☆今日のおとうは厳しかったから、ここでおとうをやっつけろ(笑)。(ねね) ★「闇動く梅雨の蛙の昂れば」は、「闇動く」っていうのが気に入ったのと、「昂れば」っていうのも何かかっこ良かったのでとりました。特選に取った「梅雨晴れて猫の尻尾の自在なる」は、「尻尾の自在なる」で猫の後ろ姿が見えて、その長い尻尾がくにゃくにゃ動いてる感じが良く出てると思いました。「かはほりの平たき飛翔雨来るか」は、ちょっと良く分からなかったし、「青梅雨の夕刊音立てて開く」は、さっきおとうが俳句を作りながら急に新聞を読み始めたので(笑)…。(つう) ☆俳句の材料にするために、わぞとらしく読み出したんだゆね(笑)。(ねね) ★そうそう(笑)。だから取りませんでした。(つう) ★バレてたか(笑)…。(おとう) ☆知らなかった…。(ままい) ★「ブランコにインコの揺るる梅雨入かな」は、ピーちゃんの楽しそうな感じと、「梅雨入り」の季語が合ってないような感じがしたので取りませんでした。(つう) ☆ねねの特選は「闇動く梅雨の蛙の昂れば」は、つうが言ったみたいに「闇動く」がかっこ良かったのと、闇が動くほど蛙が大合唱している情景と同じように、この俳句にも勢いを感じました。「ブランコにインコの揺るる梅雨入かな」は、つうが言ったみたいに、インコの嬉しそうな様子と、「梅雨入り」の感じとは合ってはいないんだけど、かえってそのミスマッチ感が面白くて取りました。「かはほりの平たき飛翔雨来るか」は、「平たき飛翔」っていうような表現をおとうは良くするなあってことで…。「梅雨晴れて猫の尻尾の自在なる」は、別に嫌いではなかったんだけど、五七五なんだけど何となく長ったらしい感じがして取りませんでした。「青梅雨の夕刊音立てて開く」は、やったなって感じですが(笑)、別に可もなく不可もなくということで取りませんでした。(ねね) ☆ままいは、「闇動く梅雨の蛙の昂れば」が特選で、だいたいねねが言った通りです。「青梅雨の夕刊音立てて開く」は、ままいはそのことには気付かなかったので…、内容は普通だとは思うのですが、他の4句の中ではまあこれかなっと思って並選にとりました。「かはほりの平たき飛翔雨来るか」は、ねねが言った通り、「平たき」はおとうの常套手段で、ちょっと安易かなって…、自分で戒めた方がいいのかなって思いました。おとうは何か形のないものを、「平たい」とか、「水平」とかって言うのが好きなんだよね。「梅雨晴れて猫の尻尾の自在なる」は、つうとねねが言っていたので別にコメントはありません。「ブランコにインコの揺るる梅雨入かな」は、毎日目の前でよく見ている情景なんだけれど、この言い方だと、、何でか分からないんだけど何となく突っかかる感じがして(笑)…、取れませんでした。(ままい) 以上、またまた次回は何時の日になりますことやら。気長にお待ち下さい。 |
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(c)naomi sanuka |
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【作者略歴】 佐怒賀直美(さぬか・なおみ) 1958年(昭和33年)、茨城県古河市生まれ。埼玉県在住。 埼玉大学在学中に「橘」主宰・松本旭と出会い、妻・由美子も加わっていた学生句会で俳句を始める。 結社誌「橘」編集長。俳人協会幹事、埼玉文芸家集団委員。 「秋」主宰、正美は実兄。 句集は、第1句集『髪』(牧羊社・1986)・第2句集『眉』(東京四季出版・1998)・第3句集『髭』(本阿弥書店・2005) 第1夫婦句集『TEN』(自費出版・1995)・第2夫婦句集『TWENTY』(自費出版・2006) 【家族紹介】 妻・由美子、1961年(昭和36年)生まれ。「橘」同人。県立高校国語科教諭。俳人協会会員。 句集『本当の顔』『空飛ぶ夢』 長女・琴美、1988年(昭和63年)生まれ。 長男・筑美、1991年(平成3)生まれ。。 |
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